2020.07.30 15:00

商店街でオンライン、テイクアウトはじめました。
補助金以外の支援、プレミアム商品券や先払いとは



商店街でオンライン、テイクアウトはじめました。

「感染拡大防止のため、人の密集を徹底的に避けたコロナ禍。人の密集や密接を避けるための自粛要請は、商店街にも出されました。開いている店舗に対し「自粛しないのか」と講義が届いた、長い歴史がある店を閉めることになったなど、悲しいケースも聞かれます。「人を集めないように」という配慮から、地域のマスコット・ゆるキャラの仕事がなくなるという、意外な影響もあったようです。

さらに3月4月の時点で夏祭りが中止になるなど、イベントの中止が相次いでおり、今後も人を集めにくいことが予想されます。5月の大型連休に自粛が必要だったことも、大きな痛手となっているようです。

国や自治体による支援金や、人を集めるための動きもニュースで目にします。それでも人が戻り、今まで通りの活動に戻るまで時間がかかりそうです。また注目したいのが、人びとの需要の変化です。買いものは店頭からオンラインに、飲食もテイクアウトに場所が変わりました。対面を大切にしていた商店街も、この動きに対応をはじめています。

地域の住民から観光客まで、集まれる場所だった商店街。今後はどのような形で人の流れを取り戻していくのか、見ていきます。


商店街への保障や、私たちにできる支援は?

商店街を守るため、都道府県ごとに特色のある保証が出されています。とくに強く自粛を呼びかけていたのが、東京都でした。4月25日から5月6日までの期間を「いのちを守る STAY HOME週間」とし、商店街が一体で取り組む「自主休業」に対し、最大400万円の奨励金を支給しました。

埼玉県戸田市の本町商店会は、加盟約60店に手続きなしで一律5万円を補助しました。横浜市は一時金として10万円を交付し、「衛生用品の購入や新たなサービス・施設整備等の事業資金」「収束後の来街誘客事業資金」「感染症に対応しながら事業継続するための給付資金」のいずれかで活用するよう、指示しています。

国の施策としては、新型コロナウイルスの影響を受けた地域の再活性化を目指し、官民一体型の消費喚起キャンペーン「Go to キャンペーン」があります。その中で「Go to 商店街」として、キャンペーン期間中のイベント開催・プロモーション・観光商品開発などが実施される予定です。経済産業省により、7月1日から委託先が募集され、8月からの実施となります。
<参考:中小企業庁/令和2年度「需要喚起キャンペーン事業(Go To 商店街事業)」に係る委託先の募集(企画競争)について>

また将来の食事分を先払いし、応援したい飲食店の資金として援助できるサービスも増えています。さらに需要喚起のため、各地でプレミアム商品券が発行されました。金沢や札幌は1万円で1万2千円分、明石市内5000円で6500円分の買い物ができる商品券を発行。お得に買いものができるようになっています。気になる飲食店や商店街があれば、自分にできる応援手段はないか、調べてみましょう。

これからは徐々に外出を増やし、商店街にも足を運ぼうという動きはありますが、人びとの予防意識は強いまま。しかしアフターコロナの商店街は、こうした人びとの新しい需要に答えようと、新しいサービスをはじめています。


オンライン・テイクアウトに対応する商店街

自粛要請により、外食よりテイクアウト、ショッピングより通販へと人びとの需要が移り変わっています。商店街も、こうした需要に答えているようです。

サービスとしてテイクアウトを開始する飲食店は増えましたが、さらに商店街としての宅配サービスも登場しています。品川区の不動前駅通り商店街は、出前サービス「不動前おうち宅配便」を開始しました。公式サイトに掲載された加盟店の商品と配達時間を選び、電話で注文をすると、配達員が指定場所に届けてくれるシステムです。

特産品のお取り寄せも需要が高まり、オンラインショップをオープンした地域もあります。那覇市の第一牧志公設市場周辺の商店街は、関係者有志により、オリジナル商品をネット注文できる「マチグヮーストア」をオープンしました。こうしたサービスが広まると、今後は離れた場所からも、商店街を応援できるようになりますね。

また飲食店での密閉空間を避けるため、店前の路上をテラスとして利用する動きが見られています。国土交通省は緊急措置として、沿道飲食店などの路上利用の占用許可基準を緩和しました。地方公共団体等の申請により適用され、心配を和らげて飲食を提供する、新しい場ができると期待されます。
<参考:国土交通省/新型コロナウイルス感染症の影響に対応するための沿道飲食店等の路上利用に伴う道路占用の取扱いについて>

新たな需要に合わせ、安心して利用してもらえるよう、工夫を続ける商店街。再び活気の戻ることが期待されます。応援したいお店があれば、利用できるサービスや支援を探してみましょう。今後も予防対策をしつつ、また足を運べるといいですね。


この記事のまとめ 

✔︎ 新型コロナウイルスの感染拡大により、商店街も自粛要請が出され、人を呼び戻すのが難しい状況

✔︎ 国や自治体が補助を出し、再活性化を呼びかけている

✔︎ 先払いや商品券など、地域を応援し、再び人を集める動きが見られる

✔︎ 需要に合わせ、オンラインや宅配でのサービス・テラスとしての路上利用も開始された

(執筆:林幸奈)

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