自粛ムードのなか、「どこかに出かけたいけど、まだ外出はできないな」と考えている人も多いだろう。そうした状況で、オンラインで観光気分を届ける取り組みが増えている。
香川県のバス会社は、「オンライン・バスツアー」をはじめた。事前にしおりと料理が届き、旅気分をしっかり味わえる。また自己紹介や解説を通じて、実際のバスツアーのようにコミュニケーションが取れる。石見神楽を鑑賞したり、オンラインショップでお土産が購入できたり、サービスは多い。
インターネット上で展示を公開する、美術館や動物園も多い。群馬県はさまざまな施設が動画などを配信しており、桐生市のYoutubeチャンネルでは、桐生が岡動物園の動物の様子が楽しめる。神流町恐竜センターは、Google
Mapを用いて展示が360度見られるようになっている。
また、オンラインでの特産物の販売が人気を集めている。地域応援のため、多くの自治体が新たにサイトをつくるなどの取り組みをはじめた。4月10日にオープンしたサイト「オンライン北海道物産展」では、中身の見えない詰め合わせセットが販売された。発送まで10日から30日かかるものの、注文は殺到したという。
STAY
HOMEを実践する人たちに向け、自治体はさまざまな形でその土地の魅力を発信している。こうした期間にしかできない楽しみとして、気になる地域があれば調べてみよう。