2021.1.27 17:00

化粧はマナー?面倒でも、必要なのはなぜか。したい・したくないを自分の意思で考えてみよう


化粧はマナー?面倒でも、必要なのはなぜか。したい・したくないを自分の意思で考えてみよう

 

自粛により家で過ごす時間が増え、仕事も在宅ワークに変わる。毎日身支度をしていた時間が減り、楽に感じている人は多いかもしれません。

化粧の時間は人によってさまざまですが、はやくて10分以内、人によっては30分以上かかる場合もあります。家で過ごすことに慣れると、「化粧をしなくてもなんとかなるのではないか」「実は化粧って、面倒だったな」と感じている人も多いのではないでしょうか。

外に出るときもマスクが手放せないため、化粧をしなくても顔が隠れます。すっぴんを隠すためにマスクをする人は、コロナ禍以前からいましたね。しかし素顔でいるだけなのに、どうして隠そうと思ってしまうのでしょうか?

「そういうものだから」と化粧をしてきた、あるいは「どうして必要なのだろう」と違和感を抱いてきたみなさん。あらためて化粧をする意味について、考えてみませんか。



「なぜ化粧がマナーなのか」はマナーブックにもない?


多くの中学・高校では、校則で化粧が禁止されています。大学生になってから化粧品を買いに行ったり、いつの間にかすっぴんなのは自分だけであせったりして、化粧を学んでいく人が多いのではないでしょうか。校則で禁止されていた化粧は、大人になるとマナーになります。なかには、すっぴん禁止の職場もあるようです。

身だしなみとして、社会人のマナーブックなどでも見られます。私が読んだものには「疲れを見せないため、クマや肌あれを化粧で隠す」と書かれ、眉の長さや口紅の色まで、細かく書かれていました。一方で男性は、服装に気をつけるなど、清潔感や好感度を大切にしている点はおなじですが、もちろん化粧に関しては書かれていません。

それでは化粧をしなくても、身だしなみは整えられるのではないか、と感じます。さらにマナーブックには、「職場ではナチュラルメイクが基本です」と書かれています。メイクなのに、ナチュラル。自然がいいなら、化粧をしない方がいいのではないか。素顔でいることがマナー違反になるのか、なぜ女性だけ化粧でカバーしなくてはいけないのか。疑問はつきませんが、そもそもなぜ化粧が必要なのかは、書かれていませんでした。

化粧がマナーとなった背景には、女性は化粧をするべきという暗黙のルールがあったのではないでしょうか。「素顔が認められないのは不自然だ」「肌が弱くて化粧ができない」という声も受け入れられはじめています。

しかし「特別な予定がある日は、化粧をしたい」というように、必要とする人もいるのです。マナーとして押し付けられるものではなく、化粧をする・しないを自由に選択できる環境が理想ではないでしょうか



面倒でも化粧をしたい女性がいる理由


私は外出する際や、リモート会議がなどがある日も化粧をしています。昔から頰が赤くなりやすく、目の下のクマがとれないため、元気なのに「熱があるのか」「寝不足なのか」と声をかけられるからです。大きく顔が変わる訳ではないけれど、自信がもてない顔にバリアをはっている気分になります。

スーツを着ると仕事の気分になるように、家でリラックスしている自分とのオンとオフを切り替えられるのも、化粧の効果ではないでしょうか。コンプレックスを隠すためではなく、理想に近づくための自己表現にもなります。ファッション同様、好きな色やデザインを選ぶのも楽しみです。

最近では「メンズメイク」という言葉もあり、肌の血色やバランスを整えるための男性向け化粧品もあります。こうした風潮からも、女性のマナーではなく、誰もがなりたい自分に近づくための手段になり、「こうあるべき」という固定概念が崩れていくことを期待できそうです。

化粧をしたくない理由があるように、面倒と感じることはあっても、化粧をしたい理由や楽しみ方は人それぞれあります。こだわりを化粧で表現できる人も、風潮にとらわれずノーメイクを貫ける人も、自分らしさを表現していて素敵です。化粧とどう向き合うかは、「自分がどうありたいか」に繋がります。一人ひとりが考えていくことで、化粧する・しないを自由に選択できる風潮が生まれていくのではないでしょうか。

マナーとしてとりあえず化粧をしていた人も、面倒に感じていた人も、「自分がどうありたいか」を考えてみませんか?

執筆:林 幸奈



この記事のまとめ
  • 社会人になると化粧はマナーになる
  • マナーとなった背景には、女性は化粧をするべきという暗黙のルールがあった
  • 化粧をする・しないが、自由に選択できる環境が理想
  • 化粧はなりたい自分になるための手段にもなる
  • 「自分がどうありたいか」を考えよう
コメント: 0