悩みがあるけど、誰に相談したらいいかわからない。そもそも、なににモヤモヤしているのかわからない。
悩みはひとりで抱えず、誰かに相談することで、解決の糸口は見えるものですが、ためらってしまう人も多いようです。
平成30年に厚生労働省が行なった「労働安全衛生調査」によると、現在の自分の仕事や職業生活でのストレス(不安や悩みを含む)について相談できる人がいる労働者の割合は 92.8%。しかし相談相手がいる労働者のうち、実際に相談した労働者の割合は 80.4%と減ってしまいます。
<参考:厚生労働省/平成30年 労働安全衛生調査 結果の概況(労働者調査)>
周囲に話せる人がいない場合は、
カウンセリングの活用もひとつの手段です。しかし「かなり深刻な悩みのある人が受けるもの」「診断や治療をする場所」というイメージをもつ人もいるほどで、
カウンセリングはハードルが高い、と考える人も多いのではないでしょうか。
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カウンセリングへの不安点
・値段が高いイメージ
・知らない人と話すのに、抵抗がある
・忙しくて通うのが難しい など
カウンセリングは本来、なんでも相談できる場所です。「自分の悩みは、カウンセリングに行くほどなのか」と考えている人も、誰かに相談するメリット、気軽に相談できる窓口やサービスについてもご紹介します。
カウンセリングで得られる「話を聞いてもらうメリット」
カウンセリングとは、利用者が「今なにに悩んでいるか」「どうしていきたいか」と心の問題について話し、カウンセラーが援助・助言するものです。なにかに悩んでいるとき、誰かに話を聞いてもらうだけでも、たくさんのメリットがあります。
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話を聞いてもらうメリット
・感情が発散され、気分がすっきりする
・共感してもらうことで、孤独や不安から解消される
・自分の中で、気持ちを整理できる
「理由はわからないが、気持ちがモヤモヤする」という場合でも、
話すことで頭の中が整理される場合もあるのです。さらに専門知識のあるカウンセラーに相談することで、有益な情報を得られる、気づかなかった考え方のクセを指摘してもらうことが期待できます。
最近では、
オンラインのカウンセリングも注目されています。以前から、電話やメールでのカウンセリングは導入されていましたが、安心できる自宅から相談できる一方で、「ニュアンスが伝わりにくい」「表情が見えない」などの不安がありました。ビデオ通話を使ったオンラインカウンセリングであれば、表情が見える相手に相談できます。
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オンラインカウンセリングのメリット
・時間や交通費を節約できる
・人目を気にしなくてよい
・外出が難しい場合(対人恐怖症・パニック障害など)でも受けられる
・スケジュールに合わせやすい
新型コロナウイルス感染対策のため、人との対面を避けたい現在、とくに注目が集まっているようです。次は、
気軽に対面や電話、オンラインで相談できるサービスをご紹介します。
SNSや通話でも、手軽に相談できる場所があります
東京メンタルヘルススクエアでは、「安くて安心できる・もっと気軽に相談できる場所をつくりたい」という思いから、話や悩みを聞いてもらうための傾聴カウンセリングを行なっています。
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受けつけている相談(ホームページを参考)
・職場や学校・学業の悩み
・家庭や子育ての悩み
・恋愛、結婚の悩み
・経済、生活の悩み
・健康やメンタル不調 など
専門スキルをもち、「人の役に立ちたい」という思いを抱いたカウンセラーが、約100名所属。相談にアクセスする方法にもさまざまな形があり、自分にあったものが選べます。
悩みや不安は大きくなるほど、自分だけではコントロールできなくなっていくかもしれません。相談できる場所は、いざというときに心強い味方となってくれるでしょう。
悩みを聞いてくれる人がいることを、ぜひ心に留めておいてください。
東京メンタルヘルススクエアでは、随時有資格者の相談員を募集しています。
- 選考基礎条件
・カウンセラー資格(臨床心理士・公認心理師・精神保健福祉士・産業カウンセラーなど)の保有、または団体の指定講座の修了※傾聴を中心としたおおむね50時間以上のカリキュラム
・20時間以上の、対面による傾聴経験(訓練を含む) など
- 選考方法
・履歴書
・カウンセリングに関するレポート提出
・実技を含む面接会
- 研修
・SNSカウンセリングのための導入研修
・セミナーや事例検討会などの内部研修(毎月開催)
詳しくは、応募要項をご覧ください。
<募集要項:https://www.npo-tms.or.jp/recruit.html>