ホーム
教育
親離れ・子離れしたくない人が増えています。 子どもの意志と親の心配、大切にしながら独立するには
後悔しない大学選択はなにで決まる? 偏差値や就職率はひとつの基準と考える
ガイドラインを超える、やりすぎなブラック部活動とは
読書離れが招くのは知識不足だけではない?
どうして勉強しなくちゃいけないの?
研究者は「好き」だけでは続かない?
怒らない子どものしつけ
子供にとって本当に「いい親」とは?
研究者に必要なコミュニケースキル
西郷隆盛の驚くべき漢文力
無個性の人が自分らしさを出す方法
無自覚な子供の集団いじめ、大人の対処法とは?
障害者の進路選択の可能性を広げる方法
教科学習は塾で十分?安心して学べる環境は一体どこにあるのか。前編1/2
教科学習は塾で十分?安心して学べる環境は一体どこにあるのか。前編2/2
教科学習は塾で十分?安心して学べる環境は一体どこにあるのか。後編1/2
教科学習は塾で十分?安心して学べる環境は一体どこにあるのか。後編2/2
英訳「舞姫」を祖父と孫で共同出版!
子どもを縛り付けない親になる!前編
子どもを縛り付けない親になる!後編
子供の弱気を克服する空手
家族に相談できないあなたへ
いじめ加害者を生み出したのはだれか。
1しらけムードからあきらめムードの格差社会へ
2家父長制のなごりは現代のいじめに影響しているのか?
3主権者が社会をあきらめていないか?
4すぐにイライラする暴力に頼る人、圧倒的に足りない力とは?
本をよく読む人は自己表現スキルが身につく訳
1子供の「自ら学ぶ姿勢」を引き出すためには
2西欧哲学をきっかけに、日本の民族性を探る
3徹底的な自己分析、グローバルな行動力を身につけるためには
情熱の源泉に迫る!研究者インタビュー
1仕事をしながら大学で学ぶ
2広い視野で地球の未来を見つめる
3ロマンを超え、情熱をもって調べつくす
4幼少期の「好き」を仕事に
5学校での学びはいつ必要になるかわからない
ライフ
価値観の違いは対立をもたらすもの?
繊細な子ども「HSC」は、5人に1人。
「なんだか憂鬱……」心の疲れをとるコツは?
「なにが言いたいの?」とならない話し方とは
コロナ離婚、コロナ絶交はしたくない……。
創作活動は一生続けられる趣味になる?
人との出会いは、コスパ重視で本当にいいのか?
趣味がない人の老後はつまらない?
やりたいことだけやるのは甘えじゃないの?
悪口ばかり言う人の心理とその末路
初心者向け、野鳥撮影のすすめ
不安感が強い現代人へのメッセージ
「行動力」が人生を豊かにするワケとは?
愛する人と理解し合っていい関係を築く方法
1愛情表現の方法としての思いやり
2見返りを求めない人になるためには?
認める勇気が人生を幸せにする一歩。前編1/2
認める勇気が人生を幸せにする一歩。前編2/2
認める勇気が人生を幸せにする一歩。後編
自分を持っている人になる 前編1/2
自分を持っている人になる 前編2/2
自分を持っている人になる 後編1/2
自分を持っている人になる 後編2/2
「本物がわかる人」になるための方法 前編
「本物がわかる人」になるための方法 後編
人生をもっと楽にするためのヒント
社会
戦争を知らない若者。「自分には無関係」は危険です 「怖いから知りたくない」から、歴史とどう向きあうか
「アートで町おこし」の売りは地域色だけなのか 経済効果9,300万円。継続20年。その魅力は?
夜間や休日に「コンビニ受診」の問題点とは? 医師の過重労働を助ける、適切な医療を考えよう
外見のコンプレックスは、ささいな一言がきっかけかも
化粧はマナー?面倒でも、必要なのはなぜか。
亘理町を発信する、みんなのオンラインショップ。
「フェミニズムって怖い」と思っていませんか?
ブラック校則と戦う子どもがいます。
みんなが都会の大学を目指す時代は終わった?
9ヶ月休校が続いた、カンボジアのオンライン授業。先生や生徒同士のコミュニケーションはどうする?
「学び直したい」はスキルアップのチャンスです
子どもにスマホを使わせるのは心配?
責任を持ってペットを飼うってどういうこと?
「政治の話はしない方がいい」と考えていませんか?
子どもの自信を奪う親。無意識になっていませんか?
気軽に対話ができ、市長に意見が届く工夫とは?
つらい症状、医師にどう言えば伝わる?
親子向け、参加型オンラインイベントの魅力
学校以外の居場所、オンラインで見つけませんか?
飼えない人でもできる、保護猫活動。 1日だけ・自宅からできる支援があります
障害者が自分らしく、働く社会をつくる
カウンセリングって、私が相談してもいいの?
その文章、もっと伝わるようになります。
認知症になっても、やりがいをあきらめない社会
オンライン直売所、こだわりを買って応援しよう
創作活動とオンライン。子どもも大人もつながるレシピ
大型スーパーばかりの風景はなにが問題か
藝大生がダム建設問題を考える。
コロナ禍の作業所。通販で応援しませんか?
香害の問題は、においだけではない。
「外国人との交流は難しい」と決めつけていませんか?
ごみの分別・処理の有料化は面倒ですか?
エコバッグはなぜ環境に優しいの?
ストロング系・オンライン飲み会の危険性とは?
大学4年2月まで「内定がない」新卒HSPの末路
大学4年2月まで「内定がない」新卒HSPの末路③
大学4年2月まで「内定がない」新卒HSPの末路②
大学4年2月まで「内定がない」新卒HSPの末路①
政府支給の布マスク、寄付の仕方を知ってますか?
芸術鑑賞も、ネットでできる時代がきた?
不安も多いオンライン授業のメリットとは?
地方の魅力が拡散できるSNSの形とは
アラサー女性教師がベンチャー出版社へ転職した体験談
かかりつけ医をもつメリットや見つけ方とは
アフターコロナで芸術鑑賞は変わる?
運動習慣や食生活が乱れていませんか?
商店街でオンライン、テイクアウトはじめました。
マスクが手放せない夏。熱中症は大丈夫?
「そろそろ旅行に行きたい」はまだ早いのか
休園できない保育園と、仕事を休めない保護者。
地震や大雨。避難所の3蜜対策や気をつけることは
密集する都市から、地方に移住したい。
「今の仕事で大丈夫?」コロナ転職を考える前に
自粛で生まれた新しい観光の形とは?
コロナで変わる生活、立ち向かう大学生。
「自粛ムードが息苦しい」は不謹慎ですか?
家事を一人で抱え込んでいませんか?
売り場に残り3箱のマスク。隣で購入規制にキレる人。
悪意ない拡散がフェイクニュースを現実にする?
芸術鑑賞は苦手ですか?
「とりあえず転職」では、変化も成長もできない?
上司からの「やっておいて」その先どうしますか?
親だけで育児はできません。
学校やメディアから刷り込まれる男女格差
7月からコンビニのレジ袋も有料化、その前に知っておきたいこと
あなたもいずれ介護する
あまり知られていない本当の真珠湾史
女性の90%が泣き寝入りする痴漢被害の実態
長期化する避難生活を助ける「切れ目のない支援」
歴史を学び、文化を残す
なぜ政治の話はタブーなのか?
未来に残したい日本の美しい自然
働きがいと働きやすさが生まれる職場
ペットと災害に備える
ペットと災害に備える2
自然災害から命を守る危機回避能力
親子の不安をフォローするソーシャルワーカーの必要性
増える外国人、多文化共生に必要なもの
文化財を守るための防災
失敗しない地方移住
1田舎暮らしのコミュニケーション、きっかけのつくり方とは?
2ご近所とのちょっとした会話、どんな話題がいい?
令和の時代を作る世代に送る!「できて当たり前」に怯える若者たち。前編
令和の時代を作る世代に送る!「できて当たり前」に怯える若者たち。後編
「仕事ができない部下」への対処方法
ハザードマップの活用方法
災害時に逃げ遅れる人の心理
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社会
藝大生がダム建設問題を考える。
2020.11.12 17:00
藝大生がダム建設問題を考える。
地域密着プロジェクトからみえてくる寄り添う力とは?
(執筆:佐藤志乃)
テレビやネットで目にする地方のニュース、都心で暮らすみなさんにはどのように映っていますか?
メディアを通して知る社会問題は、現地住民のリアルな温度をなかなか感じ取れないことがあります。問題と運動家の対立を煽る文章や映像からは読み取れない、住民たちのさまざまな思いがあるのです。
その人々の複雑な思いに寄り添い、
アートを通して社会を考えるアーティストユニット
がいます。東京藝術大学の学生を中心に結成された、
soiのてはじめ
です。彼らは現在、長崎県川棚町石木郷こうばる地区の「
石木ダム問題
」に取り組み、現地住民とかかわり合いながらアートを通した考えるきっかけ作りを行っています。
現地取材とリサーチを経て立ち上げたMAPプロジェクトでは、さまざまな立場に置かれた人々が抱えるそれぞれの思い、そしてその人に見えている風景の写真を合わせて地図上に位置づけ、
「石木ダム問題」をめぐる複雑な状況を
あらゆる構図に分類することなく、ありのまま可視化させる
ことを目指しています。
soiのてはじめ公式HP→
https://soinotehajime.com/
石木ダム問題とは?
長崎県・川棚川の下流にある小さな支流、石木川にダムを作る建設計画の推進派と反対派が対立している問題のこと
です。
石木ダムの建設は、行政が治水対策と水源確保を目的とした計画です。しかし、建設費以外の関連費用もあわせてかかる費用の合計は538億円。そのうち、
県の負担分を差し引いた約353億円は佐世保市民の税金があてられます
。計画についてよくわかっていない人が多い状況で、本当に巨額の税金を投じて優先されるべき計画なのか。また、ずっと昔から続いてきた人々の暮らしや美しく豊かな自然環境を壊してよいのかなど、さまざまな観点からの意見があります。
ダム建設の話が持ち上がってから約50年
。地元住人を中心に2015年からはじまり、形を変えながら続いる裁判。
2020年10月に国の事業認定取り消しを求めた訴訟で、最高裁が住民側の上告を退ける決定をし、敗訴
となりました。それでも闘いは今も、続いています。
反対派による #いしきをかえよう プロジェクト
http://change-ishiki.jp/problem.php
長崎県によるダムの必要性の説明
https://www.pref.nagasaki.jp/bunrui/machidukuri/kasen-sabo/ishiki/situmon/
東京に住む若者が地方のダム問題に取り組むのはなぜ?
彼らが長崎県の石木ダム問題について考えるようになったきっかけの映画があります。
アウトドアブランドのパタゴニア
が作った映画「
ほたるの川のまもりびと
」です。
映画「ほたるの川のまもりびと」公式HP→
https://hotaruriver.net/
soiのてはじめ:
映画から衝撃を受け、
無自覚に何不自由なく東京で生きてきた私たちにも何かできることはないのか
と思ったのが始まりです。
町の住民は約60年もの間、自分たちの土地を守り続けています。そんな彼らの姿を見て、都市に住む我々が忘れていた何かを感じました。そこでまず、その町の環境や人、問題に寄り添うことからはじめよう思いました。
変化していくことが常な現代において、
“新しくできるもの”により、“失われていくもの”
があります。そのような現状から私たちのこれからの未来を考えるきっかけを作るために、「公共事業により失われようとしている街、これから」に焦点を当て、アートを通して考える場所を作ろうと考えました。
我々の知らない所で13世帯62人の土地が奪われるようとしています。人知れず、
閉鎖的にこの問題が終結してしまう社会
が当たり前であっていいのでしょうか。
彼らが映画からとある小さな町の社会問題を知ったように、
正面からでは広がりにくい訴えでも、手法を変えれば新たな層に届きます
。さまざまな形でフックを用意することの意味を身をもって感じたからこそ、
アート×社会問題
に取り組んでいるのです。
現地滞在で得たリアルな感覚
彼らはプロジェクトに取り組むにあたり、
数週間にわたる現地滞在(複数回)、現地の子ども向けにワークショップを開催
するなど、さまざまな方法で現地の方々とのコミュニケーションを図ってきました。そこから見えてきた景色は、メディアから伝わってくる情報とは少し違っていたそうです。
soiのてはじめ:
メディアや反対団体の人たちが、問題に向き合っている姿勢というのが、
二項対立してしまっています
。なんというか、当事者の人たちを無視しているわけではないけれども、やはり周りでどんどん大きくなっており、実際にリアルに話を聞かないままに問題が大きくなっていると感じていました。
現地の方とのコミュニケーションを通して、人が本当にそこにいて、本当にこのようなことが行われて、そこで本当に人が動いているというのを知れたことが大きかったです。映画やニュースだと文字と映像の情報だけでしかわからない、実感できない。「あぁそうだね」というぐらいの感覚がどうしても残ってしまいますが、現地に行って接してこの人たちがその運動を起こしていると知れたのは大きかったと思いました。
メディアから伝わってくる運動家たちは、自分と遠く離れた無関係な人ではない。事実を目の当たりにしたことで、
寄り添う意識
が少し変わっていきました。
お互いに理解できなくても「あ、ちょっと関われたかな」でつながる
この問題の外側の人から見えている「ダム建設に反対する人たち」は、現地で交流を重ねるうちに大きな枠組みで語れないのだと知ることになります。住民一人ひとりが多角的で複雑な想いを持っている。問題の当事者ではない人間が、
当事者とかかわる難しさも体感した
そうです。
亀倉
:私たちは
外部の人間で、全く関係のない問題を扱うことで、本問題に関わる際にどのように思われるのか怖かった
ということがあります。しかし、活動していく中で徐々に地域の人たちが私たちの活動に理解とまではいかないけれど、協力してくれることがありました。作品を作っている時に差し入れをくれたり、取材に協力してくださるようになったんです。その際に
「あ、ちょっと関われたかな」
という気持ちになれました。
西尾:
この問題の核にいる人たちだけでなく、
さまざまな視点でこの問題を考えている人や関わっている人との交流が広がっていきました
。外から来たものとしては、いろいろな角度で問題を見れたことがよかったというのもありつつ、なんて表現したらよいのか・・・今行なっている「
MAPプロジェクト
」をするきっかけにもなりました。
そもそもの基盤としての社会問題を私たちが見る、そういうものを見たり考えたりするという視点というのは、受け継がれてきた風習、自然との共存方法、コミュニティ、彼らが守ろうとしてきた物を知ることでもあります。今後の未来を考える為の重要なケーススタディになったと思います。
岩崎:
長崎県での活動を通して、いろいろな地域のイベントに巻き込んでいただきました。そういうイベントに誘ってもらえるというのは
やっぱり私たちも認めてもらえたのかな、みたいな喜びがありました
ね。
地方には、そこで暮らしている人にしかわからないコミュニティやルールがあります。それらは外部の人にとって決して異質なものではなく、長い年月をかけて人々がつないできた歴史であり、文化です。
簡単には言葉で説明できないものだから、都会で暮らす人々がすべてを理解できるはずがありません。それでも
知ろうとする、人々の想いを感じる、その想いに寄り添う
。これが私たちにできることなのではないでしょうか。
soiのてはじめ:
アートは、いま私たちが直面している時代のさまざまな断面を作品に反映させ、私たちに多くの示唆を与え得る可能性を秘めています
。我々はその機能を使いこうばる(石木ダムによって沈んでしまう地域)に想いを巡らす人びとを増やすため、アートプロジェクトを進めてきました。
本プロジェクトを通じてこのダム問題から社会の未来を広く考えていくきっかけを作り、
みんなの考えが反映された持続可能な社会
をつくるきっかけになればと考えています。
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