レジ袋有料化は、プラスチックゴミの削減をはじめ、環境問題に意識を向けるきっかけの取り組みです。環境省は、レジ袋を使わない人が6割になることを目標に、レジ袋チャレンジを実施しています。ちなみに、2020年3月に実施したアンケートでは、レジ袋を直近1週間店頭でレジ袋をもらわなかった人は30.4%だったそうです。
<参考:環境省/「みんなで減らそう レジ袋チャレンジ」キャンペーンの立ち上げについて>
ときどき店頭では、たくさんの商品を手持ちして、なんとか袋を使わないよう、工夫をしている人も見かけます。またエコバッグに入らない分しか買わなくなった、なんとなくコンビニに立ち寄ることがなくなったなど、
レジ袋有料化によって意外なロスが削減された人もいるようです。
しかし「使い捨ての袋でないと、衛生面が気になる」「今まではゴミ袋に再利用していたのに、別で袋を買うことになるのか」という意見もあります。エコバッグ持参は推奨されていますが、義務ではないため、用途によってはレジ袋を選択してもよいのではないでしょうか。
大切なのはエコバッグを使用するだけではなく、環境問題について、自分になにができるかを考えること。またせっかくエコバッグを使うなら、より環境に優しい使い方を考えてみませんか?
エコバッグのより環境に優しい使い方とは?
レジ袋有料化について、節約の視点から「エコバッグの値段で、いくつレジ袋が買えるのか」という話題が上がります。さまざまな種類のエコバッグも登場していて、新たに買おうと考えている人もいるかもしれません。しかし環境のことを考えると、新しく買うのではなく、家にあるバッグを長く使うことが理想です。
ちなみに普段使っているエコバッグ、洗濯はしていますか?「レジ袋でないと衛生が不安」という声があるように、手入れをしないと食中毒や、バッグが痛む原因になります。店頭で袋づめをしてもらう際にも、きれいなバッグだと気持ちがいいですよね。使うたびに衛生状態を確認し、見えるゴミを取り除いてから洗う、洗えないものは拭いて乾かすようにして、清潔に保ちましょう。またレジ袋以外にも、使い捨てをやめて、ゴミを減らす工夫ができます。
エコバッグ以外にできる工夫
- マイボトルを使う
- ストローや箸をもらわない
- つめかえできる商品を買う
- 資源回収に協力する
- 長く使える工夫をする など
最近ではデリバリーなどでも、スプーンや割り箸の有無を選べるようになっています。私はペットボトルをやめてマイボトルを利用してみたところ、目に見えてゴミが減り驚きました。自分のちょっとした選択で、環境問題に貢献できたらうれしいですよね。
環境への取り組みは大きなものに見えますが、実は自分にできることの積み重ねだと感じます。小さな一歩から、少しずつ自分や周囲の意識を変えていきましょう。
この記事のまとめ
- レジ袋有料化は、環境問題への取り組みを考えるきっかけ
- エコバッグ以外でも、環境問題について、なにができるか考えることが大切
- エコバッグを清潔に保つと、食中毒の防止やバッグを長く使える工夫になる
- 環境への取り組みは、自分にできることの積み重ね