2020.10.06 11:00

大学4年2月まで「内定がない」新卒HSPの末路
〜就活がしんどい・緊張する。HSPチェック、してみませんか?〜



アラサー女性教師がベンチャー出版社へ転職した体験談

(執筆:SOCIO編集部 林幸奈)

こんにちは、SOCIO編集部の林です。2019年4月に新卒で入社し、社会人2年目を迎えました。現在は自分のペースで、ずっと好きだった文章を書くことでお仕事しています。

そんな私ですが、実は大学4年の2月、卒業寸前まで「無い内定」でした。はじめての者に緊張し、「人からどう思われるだろう」と考えすぎる私は、刺激に敏感で人一倍繊細なHSPの傾向があると最近判明しました。

HSPは周囲の環境や人に左右されやすいため、馴れない場所や人に接する就職活動は大きなプレッシャーになりやすいのです。新卒のHSPは、就活をどう乗りこえていくか? 自分の経験や「こうすればよかった」と思うことから、おすすめや方針をお伝えしていきます。


そもそもHSPとは?

Highly Sensitive Personの略で、刺激に敏感で感受性が強く、人より神経質・繊細な気質のことを指します。1996年にエレイン・N・アーロン博士が出版した書籍で考案され、書籍のなかではチェックリストも提案されています。やっていくと、HSPとはどんな性質かわかるでしょう。


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HSP自己テスト
(「はい・いいえ」で答え、「はい」がいくつか数えます)
  • 自分をとりまく環境の微妙な変化によく気づくほうだ
  • 他人の気分に左右される
  • 痛みにとても敏感である
  • 忙しい日々が続くと、ベッドや暗い部屋などプライバシーが得られ、刺激から逃れられる場所にひきこもりたくなる
  • カフェインに敏感に反応する
  • 明るい光や強い匂い、ざらざらした布地、サイレンの音などに圧倒されやすい
  • 豊かな想像力を持ち、空想に耽りやすい
  • 騒音に悩まされやすい
  • 美術や音楽に深く心動かされる
  • とても良心的である
  • すぐにびっくりする(仰天する)
  • 短期間にたくさんのことをしなければならない時、混乱してしまう
  • 人が何かで不快な思いをしている時、どうすれば快適になるかすぐに気づく(たとえば電灯の明るさを調節したり、席を替えるなど)
  • 一度にたくさんのことを頼まれるのがイヤだ
  • ミスをしたり、物を忘れたりしないようにいつも気をつける
  • 暴力的な映画やテレビ番組は見ないようにしている
  • あまりにもたくさんのことが自分の周りで起こっていると、不快になり神経が高ぶる
  • 空腹になると、集中できないとか気分が悪くなるといった強い反応が起こる
  • 生活に変化があると混乱する
  • デリケートな香りや味、音、音楽などを好む
  • 動揺するような状況を避けることを、普段の生活で最優先している/li>
  • 仕事をする時、競争させられたり、観察されていると、緊張し、いつもの実力を発揮できなくなる
  • 子供のころ、親や教師は自分のことを「敏感だ」とか「内気だ」と思っていた
    引用:ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。
    著者:エレイン・N・アーロン
    訳者:冨田香里
    発行所:ソフトバンク クリエイティブ株式会社(2008年)

「はい」が12個以上だった、もしくは強く同意できる項目がある人は、HSPだとされています。アーロン博士によると、5人に1人はHSPの気質をもっているそうです。刺激に疲れやすいですが、気配りができるなどのメリットもあります。生活のなかで、こんなことはありませんか?
  • 相手に悪いと感じ、頼まれると断れない
  • 機嫌が悪い人を見ると、自分が原因ではないかと考える
  • 怒られている人、泣いている赤ちゃんを見ると、自分も悲しくなる
  • 広告や他の見出しが気になって、Webページを集中して見られない
  • 競争するより、マイペースな方が実力を出しやすい

近年は日本でもメディアで取り上げられる機会が増え、注目されています。HSPは病気ではなく、生まれもった性質であるため、自身の苦手を把握し、どう対処していくかが大切になります。場合によっては、カウンセリングなどの利用も有効です。


就活で疲れやすいHSPの対策を考える

HSPでなくても、試験は緊張するものですし、就活中はナイーブになる人が多いと思います。しかしHSPは雰囲気や人の表情などにも気持ちが左右されやすく、試験と直接関係ないところで疲れを感じやすいのです。試験官や受験者の目が気になって、面接でうまく話せない。試験以外でも、就活サイトの情報が多すぎてとまどったり、内定が決まっている周囲を見て焦ったり、「まだ内定ないの?」と言われて傷ついたり……など。


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これは私が体験したことです。HSPでも面接が得意な人、周囲の声や不安とうまくつきあっている人はいるかもしれませんね。就活対策の第一歩は、自分の傾向を見つめ「自分はなにが苦手か(逆に得意か)」「どう対処していきたいか」を考えることです。

  • はじめての場所へ行くのは不安→行き方・企業について調べておく
  • 面接で言葉が出ない→事前に意見をまとめる
  • 緊張で体調を崩す→体調管理に気をつける・水や常備薬を持参する など

こうして見ると、事前の準備が大切だとわかりますね。緊張の多くは、慣れない環境や力を発揮できるかなどの心配からきています。「ここまで必要だろうか」と感じても、自分が安心できるまで、しっかり準備していきましょう。

次回は実体験をもとに「こう準備すればよかった」を集め、就活が大変だと感じている人の参考になる記事にしていきたいと思います。

ライター紹介

林 幸奈(はやし ゆきな)

2019年4月、株式会社22世紀アートに新卒で入社。小さなことが気になり、考えすぎるHSP気質。同年11月からSOCIOのライティングに携わり、社会・教育・趣味・芸術・人間関係など、ライティングを学びながら、さまざまな記事を作成してきました。大学では、小説を中心に文章の創作・本づくりと、学芸員課程を学びました。また大学4年の2月まで就活に苦戦しながらも、現在はずっと好きだった文章を書いて仕事をしています。自身の経験を活かして、一つひとつの悩みに「時間がかかっても、自分の価値観を大切にした選択をしてほしい」というメッセージが届く記事をつくっていきたいです。

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