2020.07.28 15:00

マスクが手放せない夏。熱中症は大丈夫?
正しい使い方・布マスクの効果も確認しよう



マスクが手放せない夏。熱中症は大丈夫?

「新型コロナウイルス感染拡大予防のため、開店時からのマスク販売は中止します」予防のためのマスクによって、感染の危険・人の密集が生じる。そんな不思議な看板が店前に並ぶほど、今年はマスクへの需要が高まりました。今までは使わなかったけれど、予防を機に使いはじめた人もいるでしょう。感染予防の意識から、周りがみんなつけているからなど、装着理由はさまざまあるかもしれません。

マスクといえば、不織布でできたサージカルマスクのイメージが強いです。しかし品薄で、店頭に並ばない時期も続きました。そんななか手づくりする人も出てきたり、涼しい素材のマスクをつくる企業が登場したりしています。サージカルマスクにはウイルスを通さないためのフィルターがついているけれど、布のマスクに予防効果はあるのか?という指摘も聞かれますよね。

街を歩くほぼすべての人がマスクをつけている光景は、今までを思い出すと少し異様かもしれません。まだ人々の予防意識は高く、今年は夏を乗り切るにも、マスクを共にします。つけていて暑いと感じるのはもちろん、熱がこもりやすくなるため、熱中症の危険が高まりそうです

マスク生活が続きそうな今後、あらためて気をつけることや正しい使い方を考えます。


マスクで熱中症リスク。どう対処する?

マスクをつけると熱中症、マスクを外すと感染症のリスクが高まる。2つの危険で板挟みの夏になってしまうのでしょうか。

熱中症の原因は、温度が調節できず、体温の上昇する環境・条件ができること。マスクを着用すると、心拍数や呼吸数・血中二酸化炭素濃度・体感温度が上昇します。身体に負担がかかり、熱中症リスクが高まるのです。

こうした危険を避けるため、周囲の人との距離がとれる場所でマスクを外し、一時的に休憩することも必要です。さらに強い負荷の作業や運動・暑い時間帯の外出は避け、こまめな水分補給・涼しい服装・エアコンの有効活用など、従来通りの熱中症対策を心がけましょう。また、日々の健康チェックも欠かせません。毎日決まった時間の体温測定をすると、平熱を知り、体調の変化に気づけます。
<参考:厚生労働省/「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイントをまとめました>

熱中症は30度を超える日から増え、学校や自宅など、身近な室内での発症も例年見られます。日々の健康管理を忘れず、無理のない感染対策と、熱中症対策を並行して行っていきましょう。


マスクは顎にかけず、外して保管しよう

マスクは小さなウイルスの体内侵入を防ぐというより、飛沫拡散の予防に有効であるとされます。布のマスクも、飛沫や直接顔を触ることは防げ、効果があるのです。またマスクがないときは、ガーゼやタオルで口元を覆うようにしましょう。
<参考:厚生労働省/新型コロナウイルス感染症対策 マスクについてのお願い>

飛沫を防ぐためには、隙間のない装着が必要です。

マスクの正しいつけ方
 ①鼻と口の両方を確実に覆う
 ②ゴムひもを耳にかける
 ③隙間がないよう鼻まで覆う 
<参考:厚生労働省/感染症対策へのご協力をお願いします>

マスクについてのお願いー厚生労働省

ゴムひもが伸びたり、形が崩れたりして隙間ができるようになったら交換が必要です。布マスクは1日1回、優しく手洗いし、清潔に保ちましょう。

外したマスクの取り扱いにも、注意が必要です。食事などの際、マスクをどこに保管するか迷った経験はありませんか?顎にかけている人も見かけますが、顎についた菌が口元に侵入する可能性があります。一時的でも、しっかり外すようにしましょう。外したマスクの表面には、菌やウイルスがついている可能性もあるため、テーブルやポケットなどに直接置くのは危険です。一旦外すときは、ビニール袋やクリアファイルに入れて保管し、その際も直接表面に触らないよう心がけます

つけるだけで、予防万全な気分になるマスク。正しい使い方によって、大きく効果を出します。またマスクの一時的な不足は落ち着きましたが、使用する分の買い置きを習慣化しておくと、非常時の買い占めも避けられ安心です。今年も蒸し暑い日々が続くと思われますが、休憩をとりつつマスクを有効活用していきましょう。


この記事のまとめ 

✔︎ マスク使用時は熱中症リスクが高まるため、休憩しながら使おう

✔︎ 従来の熱中症対策、日々の健康チェックもしよう

✔︎ 布マスクは飛沫や顔を触るのを防ぐのに効果がある

✔︎ 隙間のない装着を心がけ、隙間ができたマスクは交換しよう

✔︎ 外したマスクは、菌やウイルスがつかない保管を心がけよう

(執筆:林幸奈)

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