経済協力開発機構(OECD)は2000年から3年ごとに15歳児を対象とし、OECD生徒の学習到達度調査(PISA)を実施している。2015 年の調査結果による世界ランキングにおいて、日本は読解力が8位、数学的リテラシーが5位、科学的リテラシーが2位という結果になった。
世界的に見ると、日本の平均的な学力は高く、平等な教育の成果が表れているのではないだろうか。しかし読解力の問題では、自由記述になると無回答が増える。この傾向から、さまざまなことを関連付けながら問題をとらえ、独自の思考を展開することが課題だといえる。

日本の子供たちの特徴は、受け身的な姿勢だ。本来、学ぶことは人生を楽しくするためのひとつの方法で、学びが多いほど未来の可能性が拡がる。人生の豊かさは学歴や偏差値と=(イコール)ではないからこそ、学びとの向き合い方が重要なのだ。受け身的な姿勢の人よりも、自分の考えを表現できる人の人生が充実することは間違いない。

そこで、自己を表現しつづけている3人の作家からどんな人や本から影響を受けたのか話を伺い、人生を豊かにする学びとはなにか、そのヒントを探る。
(企画・執筆:佐藤志乃 / 企画・制作:一条恒熙)