2019.11.15 17:00

第三章
主権者が社会をあきらめていないか?
安平哲太郎(元通産省職員)


では、主体的な生き方とは一体何だろうか。平和な未来のために「概念分析」を提言している安平哲太郎さん(元通産省職員)は、主権者の意識が大切だという。
主権者が力を発揮することが求められる時代に、どれだけの人が正しいことと不正なことの分別がついているのでしょうか。

そもそも、全員で共有できる絶対的な価値観などありません。だからこそ、暴力に関する問題も、みんなで冷静に話し合うことをあきらめないで欲しいです。

終わらない話し合いを続けながら、少しずつでも未来をつくっていく
ことが大切ではないかと思います。
いじめをはじめとする社会問題の数々は、さまざまなことと複雑に絡み合って表面化している。加害者の家族や身近な人々だけの影響が引き起こした問題ではない。

まったくの他人である私たちでも、社会にとってよいことを選択し、主張できる。

既製の価値観や学校・職場と言った環境に囚われず、自分の意志をもつことが、豊かな社会をつくっていく
のだ。


▼ ゲスト紹介

 安平哲太郎(やすひら・てつたろう)
元通産省職員。
【略歴】
1946年 
 生まれ
1972年 
 成蹊大学大学院工学研究科修士課程卒
 同年通産省工業技術院電子技術総合研究所入所
2001年 
 独立行政法人 産業技術総合研究所
2007年
 同上 退職