2020.04.14 15:00
創作活動は一生続けられる趣味になる?
アウトドア派でも不器用でもできる表現はきっと見つかる

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「老後の趣味」という言葉もあるように、趣味は人生を豊かにするテーマです。

一つのことに夢中になれる人は輝いています。また趣味には、買いものや芸術鑑賞などの消費する趣味と、陶芸や物語などをつくる生産する趣味があります。

文化庁が行った調査によると、「鑑賞ではなく、自ら文化芸術活動の実践(創作や出演、習い事、祭や体験活動への参加など)をしたことはありますか」という質問に対し、最も多い回答は「作品の創作(文学・音楽・美術・演劇・舞踊など)」でした。
<参考:文化庁/文化に関する世論調査(平成30年度調査)>

日々見たものや考えていることを、自分なりの形にしてみる。センスやアイデアが試される、難しそうな創作活動ですが、楽しみとしている人は多いようです。

最近ではインターネットという、気軽に発表できる場所があります。SNSやブログも若者だけでなく、中高年にも馴染みのあるものになりました。老後の趣味としてエッセイや日々の感情を綴ったり、インターネットで作品を発表したりする人もいるのだそうです。

創作は意欲のあるかぎり、制作と探求の続く一生ものの趣味となります。つくったものが手元に残る楽しみもあり、続けていくうちに上達がわかるのも嬉しいです。自分なりの表現を身につけることで、毎日がより多彩なものになります。

「今までなにかを作った経験がない」
「アイデアが浮かんでこない」
「はじめたくても、きっかけがない」

そんなイメージがある人も一緒に、創作活動のポイントや魅力を見ていきましょう。

創作活動はアウトドア派も楽しめる?

屋内で絵を描いたり作品を作ったりと、創作活動はインドアで孤独なイメージがあるかもしれません。

しかし創作活動には、さまざまな表現方法があり、自分にあったものが見つかるはずです。美術では自然を題材に、屋外で作品を制作する作家もいます。屋外での展示や芸術祭では、自然と芸術が融合した、迫力のある作品が多く見られます。


自分の声で歌ってみることも表現です。声に自信のある人は、朗読も趣味として人気があります。文芸創作とあわせて自分の書いた詩・物語を朗読する、より強く思いを表現する方法もあります。

身体を動かすのが好き・得意な人は、演劇やダンスなどの身体を使った表現に挑戦してみてはいかがでしょうか。人前に出るのが苦手な人でも、証明や音響・大道具や脚本など、さまざまなポジションがあるため、自分の特技を活かせる場所があるはずです。

オーケストラやバンドでの演奏、演劇など一人での活動が難しい場合は、劇団やサークルに所属する必要があります。地域の施設やインターネットなどで、メンバーを募集している団体を探してみましょう。


もちろん絵画や彫刻といった、一人での作品づくりをする人もいます。陶芸や俳句、イラストなどは趣味として人気です。自分の興味のある分野得意なことが活かせる表現を、見つけてみませんか。


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創作のアイデアはどうやって見つける?

作品づくりをしている人は、普段目にするものや、なじみのものを題材とする場合が多いです。まずは自分の好きなものを、自分なりの形にしてみましょう。

写真を趣味とする人は、生きものや自然の風景など、自分がよいと思ったものをカメラに納めています。明るさやアングル、シャッターをきるタイミングなど、写真には気をつけるポイントがたくさんあります。撮り方次第でより美しい風景になったり、食べものが美味しそうに撮れたりと、自分が「よい」と思った瞬間を切り取れるようになるのです。

旅行や散策が好きな人は、今までの趣味組み合わせると創作活動を取り入れやすいです。旅先の風景は、スケッチや俳句の題材になります。写真のようにリアルな形を残すのではなく、言葉や絵によって、自分だけが感じたことを思い出せます。技術ではなく、他の人にない視点を大切にしましょう。

それでも絵や写真はハードルが高い……と感じる人におすすめしたいのが、文章を書くことです。文章にすることで自分の考えがまとまり、美ログやSNSで発信することで読者がつけば共感や意見をもらえて、さらに考えが深まります。日々の考えや疑問、今までの経験を文章にしてみましょう。

今までの趣味や日常にプラスして「自分はこれが好き」「これがよかった」「こう考えている」と伝える手段として、創作活動を取り入れてみませんか。


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創作によってつくられる「人の輪」の大切さ

創作活動は、人の輪をつくります。つくったものを発表すること、他の人の作品を見ることは、作品をつくることと同様に大切です。コンテストへの出展などの目標があったり、レベルの高い人たちと交流したり、ライバルのように競う相手と切磋琢磨したりするのも、よい刺激になります。

一人では作品を客観的に見るのは難しいため、他の人の意見は重要です。人に伝わりやすい表現を研究するため、次に活かせるアドバイスは積極的にもらいましょう。インターネットに作品を投稿すると、見た人からコメントや感想をもらえることがあります。最近はそこから交流を広げ、互いの作品の意見交換をする人も多いです。


また「はじめるきっかけがない」「もっと技術を磨きたい」という場合は、カルチャースクールや大学の公開授業に足を運ぶ方法もあります。陶芸や絵画、シナリオ作成など、創作向けの講座もさまざまです。生涯学習センターなどの地域と密着した施設でも、同じ目標をもつ人たちと実技を学びながら、年齢を超えた交流ができます。

同じ目標をもつ仲間がいることで、モチベーションは上がり、創作の楽しさは倍増します。創作活動をはじめたら、ぜひ交流の場も探してみましょう。


この記事のまとめ 

✔︎ 創作活動にはさまざまな表現方法があり、自分にあった表現ができる

✔︎ アイデアは日常の中から探せる

✔︎ つくったものを発表する・意見をもらう・他の作品を見ることが大切

✔︎ 意見交換や交流のため、創作での人の輪は重要

(執筆:林幸奈)

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